22P 「短歌2」より
むさこ


扁桃腺腫らして臥せる吾が側に
苺食みつつ子等は饒舌

もの煮ゆる音も親しき独り居の
夜は気ままに猫の相手す

鄙びたる里を吹く風 豌豆の
からめる蔓をゆさぶりて過ぐ

くせのある下駄音させて遠ざかる
雨後の夜更の部屋しずかなり


短歌 22P 「短歌2」より Copyright むさこ 2007-06-23 20:19:47
notebook Home 戻る