くらげぷりん
shu

彼女は言った
「くらげぷりん」
を食べたい

僕は方々探した
聞いても誰も知らなかった
デパートに行って恥をかいた
ばかにされた
悲しくなって海に行く
堤防から網でくらげをすくってみた
こんなものからぷりんができるんだろうか
ちょっとかじってみた
しびれた

麻痺した舌で彼女に報告した
彼女は大笑いした後
いきなり抱きついてきて唇を吸った
「これこれっくらげぷりんっ」
舌がからみついた
わけわかんないけど
またしびれた







自由詩 くらげぷりん Copyright shu 2007-06-21 23:40:45
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