アウトサイダー
紫翠

川のむこうにいる君に
小さな僕ができること
ほんの少しでも あるはずだ きっとあるはずだ
だから僕は叫ぶから 君は笑ってもいいから
どうか 声だけ とどきますように

生きてるだけでいいじゃないか
それだけで愛せる自分じゃないか
誰に認められなくてもいいじゃないか
完璧になるために生きてるわけじゃないじゃないか
駄目な自分でもそれが自分で
愛してやるしかないじゃないか
嫉妬 怠惰 限界 プライド・・・
誰だって あっても
誰も同じじゃない
スタートラインが違う絶対の個人を
比べることは神様にも出来ない
ましてやちっぽけな自分に 出来るはずなどなかったんだ

最期に抱きしめたいものが
いつまで見つからなくても
一人で 寂しくて、寂しくても
泣いても いいじゃないか
生きるために生きてもいいじゃないか

立ち上がれ 立ち上がれ
何度転び 踏まれたって


自由詩 アウトサイダー Copyright 紫翠 2007-06-20 18:51:09
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