シーソー
紺
あなたがいなくなったシーソーに
わたしはまだ乗っている
もともと互いの質量が
違いすぎた為に
あなたへとばかり傾いて
あまり楽しい
シーソーではなかった
今ごろは学校の裏の公園の
ピンク色のシーソーで
だれかとあなたは遊んでいるのだろう
あなたがいなくなったシーソーに
なのに
あなたの余韻だけでそっちへと
傾いたままのシーソーから
私はいつまでも
降りることができない
自由詩
シーソー
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紺
2007-06-19 01:19:14
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