ピープル・ナーバスが散らかる部屋の隅
nm6

パラライカ、とか言って意味はよくわかってないのだけど、響きがいいのでピープル・ナーバス。なんでみんなそんな?なんでみんなそんな?と繰り返してグラスの中のラムを「ラム酒」とか言ってみる。ナーバス。が散らかる部屋の隅で、窓の外に星なんか見えないんだザ・トーキョーでナーバス。

タコスとドンタコス、それぞれのプライオリティに押し付けて、彼女は海を見たことがない?わけないじゃないか。ジェットが飛んでぼくの頭空っぽ。ぼくの頭空っぽ、のラブを「ラブユー」とか言ってみる。ピープル。が散らかる部屋の隅は、だいたい月に一度押し寄せる波・ザ・サマーでピープル。



とにかく我慢しろ、とか真っ白の冬のような夏が来るよ。
きみの、たしか白かったはずの白いところを、
ピープル・ナーバスが散らかる部屋の隅で思い出しながら、
白でなぞる。



パラライカ、タコス、ドンタコス。ぼくらはグッと響いて涙するので、世界で大切なのは響きだけだ間違いないそうだろうミスター?酔ってプレーンがあってこそのアンプレーン。酔ってクレーンがあってこそのアンクレーン。Tシャツがはためくサーキュレーターの夜は、もう夏。「ラム酒」とか「ラブユー」とか言ってみるだけ言ってみて、ピープル・ナーバスは夢の中に溶けていく。ぼくは知らない。明日は晴れるかもしれないし、ぼくは誰かを愛せるかもしれない。


自由詩 ピープル・ナーバスが散らかる部屋の隅 Copyright nm6 2007-06-19 01:15:26
notebook Home 戻る