有り余る言葉の中で
ぽえむ君

その昔
字を読んだり書いたりすることは
誰もができたわけではなく
むしろ限られた人だけだったのかも
しれない

今では
字は誰もが読めて書けるようになり
文盲という言葉すら
知る人が少なくなったのかもしれない

味の様々な食べ物がたくさんあり
有り余る食べ物の中で
鮮度が少し落ちたという理由だけで
ゴミ箱に捨てられてしまう
意外とその食材の味を知らず
味については無知なのかもしれない

言葉も
有り余る言葉の中で
流行らないからという理由だけで
死語にされてしまっている
意外とその言葉を味を知らず
言葉についても無知なのかもしれない

有り余る言葉の中で
意外と昔よりも文盲なのかもしれない


自由詩 有り余る言葉の中で Copyright ぽえむ君 2007-06-18 22:51:06
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