わざと
構造

わざと伝わらない方法でひとびとに
なんらかの事柄を宣言したうえで
わざと絶望してわざと孤独のうえにのぼる



たとえば月をそれまでとはちがった
何かとしてうったえようとする。


そしてそこに
わざとらしいものをのこしたうえで
誰かがそれをかがやきと誤認するのを
延々と待ち続ける


自由詩 わざと Copyright 構造 2007-06-18 01:34:57
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