干涸らびた夢の季節
草野大悟

夢が
からからに干涸らびて
アスファルト道路に
張り付いている

やけに元気な
これは
あのころの
あなたの夢

からからと
渇いた音をたてている
あれは
このごろの
おれの夢

風になろうと
干涸らびた翼を
ふるわせている
それは
これからの
ふたりの夢

干涸らびた夢の季節

容赦なく太陽が照りつけても





自由詩 干涸らびた夢の季節 Copyright 草野大悟 2007-06-16 17:20:22
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