風葬
さくらほ
夜が毎日やってきて
ラピスラズリを細かに砕き
私に塗り重ねる
紫陽花は
青から変わることなく
傷みながら
終わりを迎える
君が触れた私の一部が
いつまでも熱を保ち
上手に朽ちる事が出来ない
どこかに残っている私を
拾い集めないで
飲み込んだラピスラズリ
どこへもゆかない
いつか消える
それだけ
自由詩
風葬
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さくらほ
2007-06-13 21:31:02
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君の歌