爆発する切なさ
山崎 風雅

 いつも見る街の景色
 行き交う人の顔はすべてモノクローム 
 失った思い出に変えられるものは
 もう、この街のどこにもない

 シンクロしない切なさ
 ビックバーンの時から離れていくさだめ
 神様でも
 もう一度という願いは叶えてくれない
 時が僕の頭上を流れていく

 忘れていた想い
 すべてが許されていた頃にみた光り
 幾億もの過ちの果てに現れた僕達
 もう、いい

 君がすべてだった
 君しか見てなかった
 君なしで生きていけない

 神様

 それでも時はもどりませんか?

 神様

 この茨の道は何処まで続くのですか?

 君がすべてだった
 君は僕のすべてだった

 時が過ぎても想いは色褪せないでしょう

 この闇のなか
 切なさが爆発する


 



自由詩 爆発する切なさ Copyright 山崎 風雅 2007-06-13 20:57:08
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