変換
山崎 風雅
夢は幼き微熱の蜃気楼
長い道のりを進む
薔薇色の生活に憧れて
独りきりの夜なべ
激動の時代を渡ることの難しさ
いずれ散っていく命
毎日色の違う日々を泳いで
喜怒哀楽の万華鏡
一番求めるのは心の平安
差し伸べる手の平に
眩しい光りが照らす
時間は偉大だ
傷だらけの魂も
薄らいでいくのだから
何度も信じて裏切られてきたのだから
涙も枯れた
無限にあるフレーズに
明日の希望を探して
長いようで短き儚い命
どれだけ努力すれば
心の平安は得られるのだろう
悩みごとはゴミ箱に放り込む
日々がむしゃらに生きてるつもり
心は誤作動をおこすけど
すてきな時が訪れると信じてる
絶望が染みついている枕に
頭を沈みこませていく
全てのことが必然で
明るい道を進めばいい
さよならと言う言葉に
戸惑いながら
色褪せていく過去の景色
暗闇が続くことはない
ありがたさに感謝する
明日はいい日にちがいない
俺はまだ青二才
絶望も不安も被害妄想も
俺は変換しながら
明日に飛び込む