おっぱい
大覚アキラ


ぼくたちの平坦な日常からは
ちち

死が
ちちち

あまりにも遠く切り離されているので
ちちちち

むしろ常に死んでいるかのような
ちちちちち

そんな錯覚に陥ったりする
ちちちちちち

たまに
ちちちちちちち

だれかのおっぱいに触れた時に
ちちちちちちちち

生きているのだということを
ちちちちちちちちち

確認する
ちちちちちちちちちち


自由詩 おっぱい Copyright 大覚アキラ 2007-06-12 23:01:14
notebook Home