君遥光隠 
彌月

       
光の彼方で
君が手を振る 
     
変わらない微笑みが
愛しくて  
      
あの頃の僕は
自分のことばかりに
精一杯で        

君の事を考える余裕もなくて         
ただいたずらに
日々を過ごしていたね 
 
思い出の中の君は
いつも
怒ってばかりだけど
   
光の中の君は
何故か微笑んでいた
   
過ぎ行く季節が
いつか         
懐かしさに
変わったなら 
     
一人でも        
前を見て歩くよ 
    
またいつか
出会えるだろう
     
光の彼方で       


彌月&翁


自由詩 君遥光隠  Copyright 彌月 2007-06-07 23:35:05
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