8P 「短歌2」より 〜 昭和四十年
むさこ
傘持ちて吾子を迎えに行くことも
久し振りなり雨もまたよし
さりげなく扇風機の風 吾が方に
向けてくれし子は漫画読み継ぐ
見知らぬ子 通りがかりの吾れに寄り
トンボが居るよと ささやきに来る
まろやかな陽ざしと思ふ吾が脊なに
温みを受けて山野辺の路
短歌
8P 「短歌2」より 〜 昭和四十年
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むさこ
2007-06-05 18:06:45
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