B面
イヴ
君の囁く何気ない日常だけが
僕を取り巻く全てだというのなら
どれほど幸せだろうか
名前しか知らない飼い猫の話だったり
妹との他愛ない喧嘩の愚痴だったり
二人交わす冗談っぽいキスだったり
およそこの世界を動かしているだろう
愛の存在を僕だけに教えてくれるなら
それでもこの欲望は何でも見えてしまうから
名前しか知らない猫のお腹の傷だったり
怒りっぽい妹の膨らみかけた胸だったり
二人交わしたあとの吐き出す溜息だったり
そんな世界を感じてしまうんだよ
ねぇ だから君
もっと近くに来て囁いてくれないかなぁ?
この欲深き男のために
ねぇ ただのラブソングをさぁ