カタヅケ

黒いパンツと白いTシャツをたたんでしまった。

レースのブラジャーとパンツ、赤・黒・青、全部捨てた。
西遠くきた乾いたふくは、こないだの火曜日に。
2年前に心配されていた交通安全・学業お守りも。

私にみえないところで燃やされてるのでしょう。

一通のメールが届いて、懐かしいことを言うようで我侭で。
怒る気もなくて、称える気もなくて。
燃やしてしまっても忘れないものもあるんだって。
ただ、そんなことにエネルギー使わなくてよくなっただけだって。

映し出す鏡のように弱い貴方が見ていた私は、私で。
あのときは知らなかったけど、案外弱っちくもない。
一人で生きてるって思うほど、強くは無いけど。
意外に一人でも楽しくやってたりして。
変わったのは、化粧がうまくなって、お洒落もそこそこに。
性格は、あんまりかわんないから男っぽいまんまで。

映し出す鏡のように弱い私を見ていた貴方は、臆病で。
いつまでも見えない鎖で私を飼っているつもりだった。
2人だけの世界では、満足できることなんてないのに。
子供のまんまで、しらんぷりばっかりしてた。
そんなこんなで、青い春を思い出せる。
もうすぐ夏が来ます。

濁った空気ばっか吸って自信なくなって閃き治ろうヒラキナオロウとしてるから
君とは出会えない夏を感じてきます。

満月の夜に


未詩・独白 カタヅケ Copyright  2007-06-04 00:21:42
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