ラブリ。
りぃ


知っていたよ

その言葉が嫌いです
私の事全て分かったように言わないで

知っていました

ごめんなさい
私も貴方の事を分かった気で居たのです

どんな貴方を見ても
好きでいる自信がありました
空想と現実の間は曖昧で
だけど漠然とただ好きでした

不器用な私は気持ちを伝えるのに
言葉さえ使えずに
ただ貴方に許しを請うだけで
甘えていました、とても、とても

私のこの想いの先に
たとえ真っ暗な悲しみが待っていても
貴方が私の事を

知っていたと

そう言ってくれただけで
本当はとても嬉しかったのです。



自由詩 ラブリ。 Copyright りぃ 2007-06-03 22:31:39
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