恋月 ぴの

一期一会
だなんて、ことばでは語りきれない

こんなデジタルの時代だからこそ
0と1の狭間にあるものを
あなたに伝えたい

それは
感動に震える心臓の鼓動であり
汗ばんでしまった掌の温もり

リセットなんか出来ないよ
だって
これが愛っていうやつなんだから

素直に涙を流せる
そんな幸せをふたりで
共有できるのなら

後戻りできない過去の総てを
薔薇色の思い出に変えることが出来るのか

そうであって欲しいと
誰彼に祈るでもなく

堕ちてゆく
これっぽっちの人生だけど
腕枕の静かな寝息に
今夜限りのラブソング


自由詩Copyright 恋月 ぴの 2007-06-03 00:55:25
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