ふ
恋月 ぴの
一期一会
だなんて、ことばでは語りきれない
こんなデジタルの時代だからこそ
0と1の狭間にあるものを
あなたに伝えたい
それは
感動に震える心臓の鼓動であり
汗ばんでしまった掌の温もり
リセットなんか出来ないよ
だって
これが愛っていうやつなんだから
素直に涙を流せる
そんな幸せをふたりで
共有できるのなら
後戻りできない過去の総てを
薔薇色の思い出に変えることが出来るのか
そうであって欲しいと
誰彼に祈るでもなく
堕ちてゆく
これっぽっちの人生だけど
腕枕の静かな寝息に
今夜限りのラブソング