必然
秋桜

終わらないことなど
一つとして無い



そんなこと
言われなくても
『知っていた』



そう、『知っていた』だけ




知識だけで
本当は
『解って』いなかった



目の当たりにした
大切な君の
終わりのとき


嗚呼、人とは
こんなにも…なのか



嗚呼、けれど
私も
人なのだ



弱く、脆い
人で在るのだ





だからこそ、私は





自由詩 必然 Copyright 秋桜 2007-06-02 21:28:05
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