舞巫女踊りて
ルーファウス=フレデリカ

「夜の守日の守に守さきはへ賜へと 恐み恐みも白す」

踊れや 踊れ
妖かしの刻 沸きし炎
詠えや 詠え
命を灯し 導けや

黄泉路の宴 
魑魅魍魎を昇華したりて
月に映るは 
己が姿か 神を奉るは我が運命さだめ

あめ次玉つくたまつち次玉つくたま。人に次玉やどるたま豊受とようけの神の流を。」

 枉事まがごと罪穢れをはらひ賜へ清め賜へ
 神楽の音色は艶なる宴を囲ひて

奏でし調べ とこしえの岩戸
我が躯と魂を召されよ

神の威厳に委ね給え

祈所いのり まかる共更に蘇生いきなんとおしへ給ふ 」

舞いしや 舞いし
八百万の神鎮置て
詠えや誘え
神祝かんほぎの言 祭を為て

仇なる業を闇の彼方へ清め賜へ
人は則ち天下の神物なり

宇賀之御魂命うがのみたまのみことと。生出なりいで給ふ。永く。神納成就なさしめ給へば。
神楽の音色は艶なる宴を囲ひて

天清浄てんしょうじょう 地清浄ちしょうじょう 内外清浄ないげしょうじょう 六根清浄ろっこんしょうじょうと祓給
八百万の神たち 諸共に

枉事まがごと罪穢 清め賜へと 申し立て奉る 小男鹿さおしかの やつ御耳おんみみを 振立てきこめせと申す」


自由詩 舞巫女踊りて Copyright ルーファウス=フレデリカ 2007-06-02 20:49:31
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