涼しい過ごしかた
小原あき

りんりん、と
風鈴が鳴る

目蓋の裏に
広がる風景

日本家屋の
優しい縁側

そうめんに
氷を浮かべて

酢の入った
ところてんは
食欲を誘う

かき氷
甘い匂いと
冷たい心地に
すっかり
暑さは去り行き

打ち水をする
女性の姿は
涼しげに
艶やかで


どうして
先人は
機械など使わずに
こんなに
詩的な
涼の取り方を
知ったのだろう

わたしも
何かひとつ
もうすぐに来る夏に
見つけてみようか


自由詩 涼しい過ごしかた Copyright 小原あき 2007-06-01 15:37:06縦
notebook Home 戻る  過去 未来