きみをみつめるからちきゅうがたんじょうした
ki

からだのすきまからくうきが
めにみえない
こぼれものがこぼれていく
それはうちゅうのもととなるものかもしれない
どんどんじょうはつしていくの

ひきとめておいてください
そのてをひっぱって
そのくるまのなかにおいといてください
どうかわたしのことをわすれないで
すみにでもかきとめておいて
きょうはすてないで、

しろいふとんをあたまからかぶって
からだのすきまにおしあてる
きみがいいの、
はやくふさいで
そのてでそのからだで
こぼれていく、
さむざむしいからだをだきかかえて
このからだはひとりじゃおもい

いきたいよもっと
すきだよもっと
なんでひとりのことをあいしたいなんておもうのだろう
なんでひとはひとをあいするの
からだがくだけていく
ひとしれず
ひとみをてのひらでつつんで
うみをしってるのはひとみ
いつかのうみがあふれだす

きみをみつめるからちきゅうがたんじょうした

ねぇ、ねぇ
こころってなんであるの
なんで、いきてるの
なんで、わらってるの
ないたりするの
ひとのひということばに
きみのしたをねじこみたい
りくつじゃない
そうぞうじゃない
きもちわるい
わかりあえない
ねぇ、ねぇ
うちゅうのたんじょうをみたい
よあけにただおたがいのからだをしりたい

からだはあなたにだきしめてもらうためにある、


未詩・独白 きみをみつめるからちきゅうがたんじょうした Copyright ki 2007-05-31 16:24:58
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