こぼれおちるもの(其の三)
快晴
暗闇に目が慣れた頃見えてくる何万匹ものヒツジの群れが
専属のスタイリストが欲しいです あなたとデートの日はいつも
会ってすぐ「ラブホに行こう」と言う君が清々しくて妙に愛しい
好きだった歌も今夜は響かない なんだか罪を犯した気分
「愛してる」なんて言葉よりとりあえず抗欝剤を早く下さい
快感はすぐに消えるが後悔はきっと一生付きまとうだろう
満員の電車が揺れてふと気付く目的地なんて実は無いこと
短歌
こぼれおちるもの(其の三)
Copyright
快晴
2007-05-29 17:30:53