夏の幻
北大路京介

夏の夜空はアンタレス 赤く輝いてる
思い出すのは あんたです さそり座の一等星

浴衣姿のべっぴんさんが金魚バチを眺めてる
部屋の隅では黒猫が泳ぐ金魚を狙ってる

朝顔の観察日記 三日目からシュールな内容
猫をかぶった小悪魔は夏の幻



どこに行くにもゴム草履 ペタペタ音を鳴らし
水に濡れても平気です 川の中気持ちがいい

風鈴の音が涼しげ 冷やし中華が美味しいね
左団扇は偉そうだから 右手で扇ぐ 扇ぎましょう

スイカ割りをしたいけれど 独りでやるには寂しいよう
ペンギン姿の小悪魔は夏の眼差し



  セミの声はうるさいけど 眠たいときは子守歌
  照りつける太陽 白い肌を焼かないで

朝顔の観察日記 三日目からシュールな内容
猫をかぶった小悪魔は夏の幻

スイカ割りをしたいけれど 独りでやるには寂しいよう
ペンギン姿の小悪魔は夏の眼差し


自由詩 夏の幻 Copyright 北大路京介 2007-05-27 13:01:53
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猫もの ○)))ヘ(^・・^=)~ ミャーミャー