高速
ロカニクス
君によく似た笛に吹かれて
呪文になっていました
手紙と思っていたのは小さな扉でした
沈みながら走りましたが
波は見当たりませんでした
わーわーあー
詰まっています
あの魚に伝えるべきことが貝殻から生まれます
悲しいという口が無い
それだけが幸せでした
突き詰めていけば
父はカルシウムでした
母は絵の中の象でした
鳴き方を教わったのですが
口を教えてはくれませんでした
数えて数えていけば
あんなに大きな小鳥もあんなに小さな宇宙も
一に終わります
二になるのは数だけなので
数学者は優しい人です
手のひらは触らないためにあるそうです
こうして色々なことが分かった今も
君に唱えられるのを待っています
そちらの天気にまだ朝はありますか