声
海月
遠くで何かが吠えて、僕の耳に届く
それは時間共に細くなり
消えてしまった
僕の手は冷えて、風が過ぎていった
君にも聴こえているでしょう?
この声は幻聴ではないでしょ?
今日も遠くで闇が浸透していく
罪の意識を重ねては、孤独に打ち拉がれて
汚れなき指を自らの血で赤く染める
快楽の中で自暴自棄に貶めれる
何をしているんだ?
何がしたいんだ?
君に聴こえているのでしょうか?
僕の声は届いているのでしょうか?
心の叫びは遠くで木霊していく
横目で生と別れる人を見送った
所詮は他人事として・・・
全ての息の根を止めてしまえば、楽になれるのに
誰かに助けを求めても
誰しもが自分の事で精一杯なんだ
崩れかけの積み木
誰かが扉を開ければ
全てが無に還る
君は開けてくれるでしょうか?
僕の心の扉を開けてくれるでしょうか?
そして、僕の亡骸を見送っていく
誰かの犠牲に成り立つ世界の法則
いつも犠牲に成るのは僕らだった
だから、今回は僕が最後を迎える
闇は静かに染まりあがっていく
希望の光の裏側に絶望を残して