ルーズリーフアルバトロス
ススメ



切れ端に描いた港町に
一筆のカモメを飛ばしていた
パラパラ捲らなくても
風波に漂い
白色の青空を泳ぐ
行間をぬうように
実線をもてあそび
そして港町は飛行機になった
青色の青空を泳ぎ
足下ギリギリでキャッチされ
細い指に折り目はほどかれる
そして飛行機は港町にもどり
カモメは君の心に移り住む


自由詩 ルーズリーフアルバトロス Copyright ススメ 2007-05-26 00:35:57
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