+初夏
リュウセイ



桜の若木についた花はいまだに落ちること無く

強い風のなかで、桜色が揺れる

暖かな日差しはいつまでも穏やかで
何をするわけでもなく、壁にもたれて


ウトウト微睡みながら
魂は繋がれてる。


夏の焦れる温度はまだ遠く
触れるものにも冷たさが残るけれど、
ながれるいのちは熱を帯びたまま


誰かに届きそうな微熱伝導‥‥


好きな唄をくちずさんで。





自由詩 +初夏 Copyright リュウセイ 2007-05-25 22:48:48
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