寝息
___



甘えていたい



     ++






         * 



 ++++     


    * **



                  #


ことと
甘えずに
いたい こととのあいだには
すんなりとして

猫がいて
ふりむくと
すーっと延ばした からだの線がうまれた
うまれて
きてくれて有難う
そのラインに ゆっくりとおやすみなさい

とのあいだには
ふる
たてていたものに 今日
手折れてしまう
雨の
目にしたやわらかな無知と苔も
朝っぱらから
鏡とこまるも
くもる鈍さや
粗野を
よそおうひととのあいだには
時差があり ひとひとを 
遠ざけ 
はじめたりも
する 
そんな日が来たり来なかったり
おわり はじまり 
なんて知らずにたりたりたり 
するんだね

知るとき
なんてない 今を 
大切に せずにはいられない
と気に やまずにはいられない
とのあいだには

猫がいて
真似できないオセロを 
優雅にすわって 
聞いている 
ふとした 雨音が

うなずく
うん 
にゃあ 
悲しみに
想いに 夜だろうか つつまれてうまれた
寝息
それ以上のことはないのだし
はなしももうなし

雨はふっている
はなくそをとばした
そのラインでゆっくりおやすみなさい




よそおいde-sighを 
あかすでしょう












                          rip service and co.
                                no ltd.




                       


未詩・独白 寝息 Copyright ___ 2007-05-22 23:47:32
notebook Home 戻る  過去 未来