おせっかいおばさん(親指1000字エッセイ)
佐々宝砂

最近嵩麻呂さんの携帯写真+詩に「これはクローバーじゃなくてカタバミです」とコメントをつけた。四つ葉のクローバーが出てくる詩は悪くなかったと思うけど、写真に写ってるのは確かにカタバミだった。クローバーではなかった。こういうのを見つけると、ついついおせっかいしてしまうのである。

嵩麻呂さんがその詩をすみやかに削除したので、私は悪いことをしたかなあと反省しはじめた。ところがしばらくあと、嵩麻呂さんは「プランタにカタバミが」のタイトルで詩を書き直し、写真はそのままで再投稿した。私は正直、前の詩の方がよかったかもしれないと思った。だが、間違いを指摘されたとき間違いを認めて再投稿する姿勢はいいなと素直に思ったので、ポイントを入れた。

現時点、私は、明らかに短歌ではないものを短歌カテゴリに投稿している人に対して、コメントで注意している。だって間違いなくカテゴリ違いなんだもん。片野さんに言われて投稿規制を受けるよりは佐々宝砂に文句言われる方がマシだと思うんだが、どうなんだろ。どっちにしろ言われる方はいやかな。

要するに私はおせっかいおばさんなのであって、それ以上でもそれ以下でもない。鬱陶しいとは思うが、おせっかいおばさんは鬱陶しいものなのであり、自分でいうのもなんだが、おせっかいおばさんは多少は世間に役立つのである。


散文(批評随筆小説等) おせっかいおばさん(親指1000字エッセイ) Copyright 佐々宝砂 2007-05-20 08:25:34
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