滑り台の下で待っている
美砂


みあげると
君はまた
頂上にいて
ぴかぴか光りながら
もう
そこからおりることしか
考えていない

君は
太陽の冠を
いともあっさりと
ぬぎすてる

なにがいいの?
風が気持ちいいの?
前髪が全部めくれて
いやなこと
忘れた?
泣いてたの、
怒られたの、
忘れた?

そんなふうに
笑ってみたい


自由詩 滑り台の下で待っている Copyright 美砂 2007-05-18 22:05:20
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