100、その形 【そのかたち】
雨宮 之人
遠く、遠く、遠いところへ
大げさな荷物、背負って
これから俺は旅に出る
夜明けと共に旅に出る
目の前に、道があるから
信じて、明日を、夢見て、
歩き続けるだろう、俺は
ただ約束だけを、握り締めて
だって、俺には何にもない
ねぇ、ほら、何にもない
頭上に空が、広がっているばっかりで
だから明日の道にも空だけはあるんだろう
その下にただ俺がいて
歩いている、歩いて、歩いて、星を 廻すだろう
この文書は以下の文書グループに登録されています。
字書きさんに100のお題