白夜行
Lucy.M.千鶴
初潮は こなかった。
とうとう この年になっても
恐れていたことが
現実となりDr.の口から 告げられた。
わたしは
子宝に 恵まれることはない。
わたしは 女なのに
子宝に 恵まれることはない。
自分のことだから
うすうす 覚悟は できていたが・・・
わたしの願いは そんなに
分不相応 なの?
女なら
誰にもある ささやかな 願いも
月も 星もない
白夜では
祈りを 捧げる 象徴も ない。
わたしは
永遠の白夜を行く列車に乗っている・・・
自由詩
白夜行
Copyright
Lucy.M.千鶴
2007-05-14 21:20:54