青嵐
未有花

そのままでそののままで
僕を呼ぶあなたがいる
ほほ笑みの中で
いくつ時が過ぎたの?

やさしさは時に誰かを
傷つけるものなんだね
そんなやさしいまなざしで
僕をみつめないでほしいのに

あなたはいつしか
僕の好きななつかしい歌を
口ずさみ始めたね

青嵐の吹き荒れる午後
僕はあなたの激しさに
ふれてみたような気がする
でもその時はそんな気がしただけ

吹き荒れる青嵐の中で
僕はあなたに出会った
あなたの流れる髪は
栗色のまま・・・

今でもあなたの瞳は
とても輝いているよ
そのやさしいまなざしで
誰をみつめているか教えて

そのままでそののままで
僕を呼ぶあなたがいる
ほほ笑みの中で
いくつ時が過ぎたの?



自由詩 青嵐 Copyright 未有花 2007-05-12 08:12:59
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