それは、もう
蔦谷たつや
汗ばんだ、女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、自然が好きではないけれども、
わきを開けて、スプレーを吹きかける女の子は、
好きではありません。
そのわきに、剃りのこった、毛があれば、
それは、もう―
あまり笑わない女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、無口な人が好きだというわけではないけども、
口を大きく開けて、ゲラゲラ、ヘラヘラしている女の子は、好きではありません。
その人が、不男の僕を、にらんでもいるなら、
それは、もう―
せいそな女の子に魅力を感じます。
僕は決して、化粧がだめだとか、なんて思わないけども、
股を開けて、香水をプンプンの女の子は好きではありません。
その人が、エルメスのバッグに、ルイヴィトンの財布でも持って・・・
それは、もう―
それは、もう。