猫のひたい撫でるたま子

飲み干した缶のウーロン茶

無くなってしまったベンチ

夜の自動販売機

高校生の襟首

まっすぐな

まっしろな

失敗をしたことのない

厳しいあなたのことを

たまに思い出します

坊主頭のロックバンドと、

赤いつめの長い髪

まっすぐで、まっしろなまま

あなたの頭に生きていますか


自由詩 Copyright 猫のひたい撫でるたま子 2007-05-09 10:22:14
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