星空涙#
蛇苺
帽子の鍔で
隠した僕の
瞳を君は
見て笑った
指先の繊細さとか
髪の毛の柔らかさとか
感じられる距離に
笑う君が居る
濡れた睫毛とか
唇の濡れた感触とか
感じられる距離に
泣く君が居る
まるでドラマみたい
コロコロカワル君の笑顔に
魅了されてく僕。
ねぇお願いだ
君のその涙
少しだけ夜空に投げてみないかい?
ちりばめられて
指先触れて
絡めた掌
涙に濡れる
夜空に光る
星達よりも
君の涙は
いちばんきれい。
もう少しもう少し
あと少しあと少し
走る僕を見て
また笑ってくれないかな?