夜の訪れ
lazy


あなたの部屋の扉が内側から開かれて
はた、と目が合う

あいさつよりもさきに
わたしを射るように見つめる瞳の
恐怖、という快感

わたしをどうしようっていうの
と声もあげられず
飢えたケモノに喰われる
痛み、という快感

あなたの愛が押し寄せて
流されて飲まれて
どうしようもなく言いなりになってしまう



自由詩 夜の訪れ Copyright lazy 2007-05-03 00:31:10
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