自転車と風のフレーズ〜ある晴れた午後の道路で生まれた言葉たち〜
青の詩人
? ミックスジュース
頭の中 空っぽにして自転車こぐだけで
体を包む風がたくさんのメッセージを運んでくれる
人も木も車も道路も信号さえも輝いて見える
そんな素敵な詩のレシピで
ぼくの頭の中で混ざり合う
イメージ フレーズ メロディー
少しの間の後 できあがるミックスジュース
だれかの喉の渇きを 一瞬でも潤せたらいいな
? 空の色は空の色
太陽を見て赤だと
水を見て水色だと
虹を見て七色だと
思ってしまうこころは悲しい
空でさえ
いつも青いわけじゃないだろう
ありのままを
ありのままに
受け取るこころを持とう
君の全身が感じた音を素直に
きいてやるこころ
「当たり前」を
当たり前に
受け取らないこころを持とう
誰かと誰かの言葉のパッチワークを
もう一度ほどいてみるこころ
そうだ
言葉も思想も概念もない頃から
この世界はあった
? いつかは同じターミナル
僕らが今守るのは
なくしてしまったものと
なくしてしまうものばかり
いずれ同じターミナルにたどり着くなら
どの線路を選んでもいいはずだろう
もっと自由に走れるはずさ
世界中で君しか走れない線路をつくればいい
この文書は以下の文書グループに登録されています。
絵空言-e sora goto-