ぷよぷよ
橘のの
色とりどりの
やわらかな悲しみが
落ちてきて、
なすすべもなく
それは高々と積み上げられてゆく
今にも、
空にとどきそうな
赤や青
黄色や紫、緑色の悲哀
と、
思いがけず
連鎖して消えた
みるみるうちに
幾つも消えた
11連鎖くらいは
したかもしれない
いまごろ
どこかで誰かが
頭を抱えてることだろう
その誰かの健闘などを
祈りながら
次のいろどりに備えて
空をみた
遠くから
やったなっ、という声が
聞こえたような
聞こえないような
自由詩
ぷよぷよ
Copyright
橘のの
2007-04-30 09:20:28