いわし
プル式

ちゃぽんと音がするので
ふり向くと
道端にいわしが跳ねていた

どうしてこんな所で跳ねているのか

と問うて見たら

どうもこうも無い
そんな事を聞くなぞ人間も野蛮になったものだ

と大層丁寧な口調で言われた

青空のまぶしい
入道雲の綺麗な朝であった。


自由詩 いわし Copyright プル式 2007-04-30 02:26:13
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