水月は銀色に光るのか太陽を映すのか
プル式
クジラが静かに僕の横を通り過ぎて
僕はその尾ひれの渦に巻き込まれた
気がつくと上も下も分からなくなっていた
だから明かりのあるほうに行った
どうやら少し水圧が高かったのだろう
世界は少しもぼやける事は無く
どこまでも透明なのに
どこか少し歪んでいた
自由詩
水月は銀色に光るのか太陽を映すのか
Copyright
プル式
2007-04-30 02:25:38
縦