みる
猫のひたい撫でるたま子
本当のことはカチッと停止している、これが本当だとすぐに分かる。
本当っぽくても本当でないことは、たいてい良い条件が揃っている。しかし時計の長い針のように少しずつ輪郭がズレていく。
ズレに対して敢えて鈍感でいることを選ばない。
今ひとつの繰り返しを望まない。
本当のことは凄い力を持っていて、遠くを見つめて余裕である。
どっしりと白いお米のようである。
木の床を確かに歩く裸足である。
自由詩
みる
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猫のひたい撫でるたま子
2007-04-26 00:57:55
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