人形劇
蒼穹
無差別に並べられた玩具達 その中心には僕
そうやって思い知った とっくに気付いていたんだ
自由なんて どこにも ないんだ
まるで毒を盛られるように 掌の上で転がされているよ
手足は 思ったとおり 腐って使い物にならない
それでも支配を望んでいる 何でって心がそう叫んでいる
地球って名付けた水槽の中に 自分を模った人形浸して
息継ぎも忘れて 時間だけを喰らう哀れな人形劇
仮面に施したメイクは 塗りすぎて真っ黒だね
きっと 何かを 忘れたかったんだ
無機質が創り出した遊具達 その中心には僕
真実は語りかける 見てみぬふりが楽しくて
理由なんて どこにも ないんだ
まるで水を抜かれるように 金網の外で待ち焦がれているよ
自尊は 思ったとおり 荒んで使い物にならない
それでも支配を望んでいる 何でって心がそう叫んでいる
地球って名づけた箱舟の中に 自分を模った人形浮かべて
目的も忘れて 命だけを削るくだらぬ人形劇
世界に施したメイクは 塗りすぎて真っ黒だね
きっと 何かを 隠したかったんだ
もっと 何かを 求めたかったんだ