想像世界でさえ
RAVE

愛し人を真白の紙に立たせようとすると

僕の脳は一斉に窓を閉め始める


どんな世界に連れだしても
独占は止められず
清き風は吹かず


広大な海原は
狭く細長い橋になる


僕は怖くなってしまう
偽りのペンを持つだけで精一杯


自由詩 想像世界でさえ Copyright RAVE 2007-04-20 23:19:06
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