雨上がりの食パン
ぽえむ君

雨上がりの食パンは
暗い部屋の中で
その白さが大きく目立つ
外が明るくなるよりも
少しだけ早く
明るさの存在を示してくれる
そのやわらかさを見ていると
午後はどこに出かけようかと
なんだかわくわくする
大きなデパートよりも
歩きながら見て回る
商店街に行きたくなる
雨上がりの食パンはそんな味がする
今まで買いそびれていたものを
無駄遣いかもしれないけれど
ちょっとだけならいいだろう
おっと
商店街の角にある
パン屋で食パンを買うことを
覚えておかないと


自由詩 雨上がりの食パン Copyright ぽえむ君 2007-04-17 13:07:45
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