何かいい事ないかな
AKiHiCo

少しだけ気付くのには遅すぎた
これで已めて後悔はないと言える、
明後日はあまりにも遠くて見えない

いつの間に当然となった頃に
浮かび上がるキミの内側
ペナルティこれは僕に与えられた、
他人の笑顔が欲しくて
こんな僕にも必ず在るのだと
期待は脆く砕け散って空虚の大海

必死で掴もうとして足掻き
泣いて笑って拭った涙を再び繰り返す、
それくらいするのならば……
頭で鳴り響くのはあの日好きだった音楽
鳴り止まない喝采はやがてどうなる、
キミが僕に手を差し伸べなくなってしまう

僕に疲れたんだと言う
僕が判らないのだと嘆く
僕もキミが見えなくなっていた
僕も僕が判らない

巡る感情はどこかで何かと合流し
気付かないうちに形を変えてしまった
それを抱えつつ今日も僕は笑顔

何でもない大丈夫
仕様がないことは受け入れないと
我慢するのは僕だけで充分
キミも毀れてしまうから


自由詩 何かいい事ないかな Copyright AKiHiCo 2007-04-14 11:51:16
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