創書日和「縁」
イズミナツキ
たぐり寄せた糸を
めちゃくちゃに結んで
ほどけなくしたつもりだったけど
あまりにもあっけなかったね
ハサミでぷつんと切られてしまった
縁があったらまた逢いましょう
空虚だ
君は
別れの言葉のつもりだったのだろう
わかっている
それでも空虚を信じている
勝手に想うよ
ひとりで待っている
来世で逢おうって
そう言う意味でしょ?
後悔と悲哀をぶら下げて
死んでも、生まれ変わってからも
決して失くしたりはしない
永遠の記憶を得る方法を探している
だって
君でないと
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創書日和、過去。