ガラス玉
三架月 眞名子

アナタ 囁く

 ボクを信じて

アタシ 頷く

 アナタを信じる


その刹那だけは

確かに信じることが出来て

同時に騙されてもかまわないと思う

でもそんな

矛盾を孕んだ関係は

一夜のうちに壊れ去る

だって出来の悪いガラス玉

朝の日差しに耐えれず砕ける


確かな愛はどこへ消えた?

部屋中かき回して

探しつくしてやっと気付く

あぁ そうか

そんなものは初めからなかった


パリン。。。

ほら また砕けた


自由詩 ガラス玉 Copyright 三架月 眞名子 2007-04-13 01:08:23
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